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2025年5月27日
1975年、建築物等の防蟲?防腐に関する管理及び工事を目的に長崎県佐世保市で創(chuàng)業(yè)したサニックス(*1)は、今年で満50年を迎えました?,F(xiàn)在では、シロアリの防除をはじめとする戸建住宅のメンテナンスや、給排水設(shè)備の保全対策など、ビル?マンションのメンテナンスを行う「住環(huán)境領(lǐng)域」、太陽光発電システムの調(diào)達(dá)、設(shè)計、施工、保守や、電力の小売りなどを行う「エネルギー領(lǐng)域」、廃液の浄化やリサイクル、廃プラスチックの燃料化などを行う「資源循環(huán)領(lǐng)域」の3分野へと事業(yè)領(lǐng)域が広がっています (*1)。環(huán)境、カーボンニュートラルやサステナビリティなどに対する意識の高まりとともに、その関心が集まっているのが資源循環(huán)領(lǐng)域です。同社の廃液処理ビジネスと廃液のリサイクルについて、同社 環(huán)境資源開発事業(yè)本部 資源リサイクル事業(yè)部 ひびき工場 分析課 荒井 早紀(jì) 様、飯?zhí)?千晶 様に伺いました。
(*1) 2025年4月にサニックスは持株會社(株式會社サニックスホールディングス)と複數(shù)の事業(yè)會社に再編。各事業(yè)は事業(yè)會社で展開しています。

株式會社サニックスホールディングス 環(huán)境資源開発事業(yè)本部 資源リサイクル事業(yè)部
ひびき工場 分析課 荒井 早紀(jì) 様(左)、飯?zhí)?千晶 様(右)
サニックスホールディングス ひびき工場
廃液の適正処理と資源リサイクル
サニックスが産業(yè)廃棄物処理事業(yè)に進(jìn)出したのは1994年のことでした。當(dāng)時、有機廃液が海に捨てられているという問題があり、この解決のために北九州市に工場を新設(shè)してこの事業(yè)を始めました。そして、2000年には「廃液処理のみを行う工場としては國內(nèi)最大規(guī)?!梗ㄍ纾─趣いΑ袱窑婴觥梗ū本胖菔腥羲蓞^(qū))を稼働させました?,F(xiàn)在では有機廃液だけでなく、無機廃液の処理まで事業(yè)を拡げています。
ひびき工場では、食品工場の排水処理設(shè)備から排出される廃液、賞味期限切れの飲料や製造ラインの廃棄飲料、飲食店から排出される廃液(グリストラップ汚泥)や、フッ酸をはじめとする工場の製造ラインの洗浄廃液などを、24時間體制で処理しています。廃液は九州地方や山口県などからトラックで運ばれてくるほか、大阪、名古屋、御前崎から、船舶で運ばれてきます。
受け入れた廃液は、脫水工程を経て、汚泥分と液體に分けられます。強酸?強アルカリについては、pH中和?フッ素や重金屬の除去を行い、排出基準(zhǔn)を満たすよう処理します。液體部分は微生物の力を使って処理し、下水や海に放流できるレベルまで浄化します。また、廃棄物処理で30年以上、廃液処理で四半世紀(jì)もの実績を持つ同社では、回収した油や、処理工程で生じる汚泥もリサイクルしています。たとえば、廃液中に含まれる油分を活用した同社の再生燃料「再生油Bio」は、重油の代替燃料となるバイオマス燃料で、ボイラーなどで使用できます。硫黃や窒素をほとんど含まないことから燃やした時に大気汚染物質(zhì)をほとんど発生しないという利點があります。動植物性由來の油を原料とするカーボンニュートラルな燃料として、環(huán)境意識の高い企業(yè)での利用が進(jìn)んでいます。また、処理工程で生じた汚泥の一部は堆肥やセメントの原料として再利用されています。
ひびき工場では、廃液の受け入れ、処理、排出を適正に行えるよう、強固な分析體制を確立しています。お客様との契約前には、持ち込まれる廃液のサンプルを分析して、同社で受け入れられるのか、中和処理にどの程度の薬剤が必要なのか、あるいは微生物処理が可能なのかを把握します。受け入れた廃液の処理にあたっては、処理の様々な工程でどれだけ汚濁物質(zhì)が除去されているのかを分析し、想定どおりに浄化処理が進(jìn)んでいるのかを調(diào)べています。最後に、下水や海に放出することが認(rèn)められているレベルまで汚濁物質(zhì)が除去されているかを確認(rèn)してから放出します。「安全な水を世界中に」「海の豊かさを守る」といった點から、同社は持続可能な社會づくりに大きな役割を果たしています。
効率的な分析と、分析者の安全確保
様々な分析裝置を用いて産業(yè)廃棄物の分析を行っているひびき工場ですが、重金屬分析にはアジレント?テクノロジー製の誘導(dǎo)結(jié)合プラズマ発光分光分析裝置 (ICP-OES) が、そして揮発性有機化合物 (VOC)などの分析にはアジレント?テクノロジー製のガスクロマトグラフ質(zhì)量分析計 (GC/MS) が活用されています。
VOC測定等に使用するアジレントの8860 GCと5977C GC/MS
ひびき工場では、このほど、重金屬等の分析に用いるICP-OESを「Agilent 5800 ICP-OES」へと置き換えました。あわせて、最新の自動希釈システム「Agilent Advanced Dilution System (ADS) 2」と分析のスループットを向上させるバルブシステム「アドバンストバルブシステム (AVS) 7」も導(dǎo)入しました。長年使用していたアジレントの裝置のサポート終了をきっかけに「Agilent 5800 ICP-OES」を?qū)毪筏郡窑婴訾扦?、最新モデルのメリットを感じています?;木悉?、「不具合のある個所やメンテナンスが必要な個所を裝置が教えてくれます。また、校正もボタンを押していくだけで完了します」と、業(yè)務(wù)効率の改善につながっていることを説明します。また、AVS 7の有効活用により、測定時間を短縮するとともに、メンテナンス頻度を低減しており、これらも業(yè)務(wù)効率の改善に寄與しています。
また、ICP-OESによる分析のたびに検量線を作成していますが、ADS 2を活用してこの作業(yè)を自動化しました?!甘肿鳂I(yè)で検量線作成を行って、問題があった場合には複數(shù)の擔(dān)當(dāng)者で確認(rèn)していました。検量線を引き直す時間がかかるだけでなく、確認(rèn)する擔(dān)當(dāng)者の手間をとることになっていました」と荒井氏は言います。ADS 2を使うことで、どの分析者でも同じ精度で検量線を作成できることにくわえて、経験豊富な擔(dān)當(dāng)者への相談が必要なトラブルが減るという利點があると言います。
分析結(jié)果が検量線の範(fàn)囲外となった場合に、検量線の範(fàn)囲內(nèi)に収まるように自動でサンプルを希釈して再分析をするという目的でもADS 2を活用しています。飯?zhí)锸悉稀钙跫s前のサンプル分析の場合、検量線オーバーであれば當(dāng)社の受け入れ基準(zhǔn)を超えていることが多いので、その詳細(xì)を知る必要はないと考えられていました。しかし、希釈して再分析した結(jié)果が簡単に得られれば、従來は受け入れられなかった廃液でも、処理の仕方によっては受け入れられるようなケースも出てくるかもしれません」と話しています。
自動希釈裝置のメリットは、検量線作成の効率化や、機器の負(fù)荷低減だけではありません。荒井氏は「できるだけ人手を介在させないことが重要です。自動化により、作業(yè)者が化學(xué)物質(zhì)に接する頻度を減らすことができ、作業(yè)中の事故発生のおそれを低減できます」と、分析作業(yè)に従事する分析者の安全面でのメリットも強調(diào)しています。
重金屬の分析の使用しているAgilent 5800 ICP-OESと自動希釈裝置 ADS 2
アジレントを使い続ける理由とは…
同社では、長年アジレントのICP-OESを使用していますが、大きな問題が生じたこともなく、アジレント製品で置き換えることは自然な流れだったと言います。また、アジレントの技術(shù)サポートにも満足していると言います。荒井氏は「困ったことがあり、問い合わせをすると、その回答が得られるのはもちろんですが、『そのような事象のときはここも確認(rèn)した方がよい』などと、詳しい情報をいただけることがあります。初歩的な質(zhì)問にも丁寧に対応していただけます?!工仍挙筏蓼?。また、「『以前お問い合わせをいただいた〇〇の件はどうでしたか?』など、過去の経過にも気をかけてくれます?!工趣庠挙筏皮い蓼埂?/p>
荒井氏は「新システムにより、分析時間を短縮できました。その分、より多く工程のサンプルを分析して、どこで何が起きているのか、その挙動を詳しく把握していけるかもしれません」と、將來に期待を寄せています。さらに、「廃液は常に均一な狀態(tài)ではありません。同じお客様から受け入れた廃液でも、最初と最後では成分が異なることもあります。そのようなデータを詳しくとれば、途中で処理方法を変えるなど、新たな提案をしていくことができるようになるかもしれません」(荒井氏)と話します。
持続可能な社會の実現(xiàn)に向けたサニックスの取り組み
廃液を浄化するとともに処理工程で生じた汚泥等をリサイクルすることで循環(huán)型社會実現(xiàn)を支える同社では、さらなる研究を進(jìn)めています。飯?zhí)锸悉稀该撍芜^程で生じた汚泥を汚泥燃料として再利用しようと、工場內(nèi)で試験を進(jìn)めています」と話します。実現(xiàn)すれば、石炭の代替となる固形燃料としてリサイクルして販売することになります。環(huán)境意識の高まりにともない、「再生油Bio」だけでなく、固形燃料に対するニーズも高まることが見込まれます。同社では、ひびき工場內(nèi)に固形燃料の製造ラインを?qū)毪?、年間1萬トンの製造を目指しています。
無駄な資源を使用しないリデュース (Reduce)や、繰り返し利用するリユース (Reuse)を進(jìn)めることが重要なのはもちろんですが、同社の技術(shù)により、廃液のリサイクル (Recycle) が進(jìn)み、持続可能な社會につながることが期待されます。
株式會社サニックスホールディングス
本店所在地:福岡市博多區(qū)博多駅東2丁目1番23號 6F
創(chuàng)業(yè):1975年
事業(yè)概要:
- 住環(huán)境領(lǐng)域(株式會社サニックス):戸建住宅向けサービス、太陽光発電販売?施工(戸建住宅?小規(guī)模事業(yè)所向け)、事務(wù)所向けサービス
- エネルギー領(lǐng)域(株式會社サニックスエンジニアリング):法人向け太陽光発電
- 資源循環(huán)領(lǐng)域(株式會社サニックスホールディングス/株式會社サニックス資源開発グループ):廃棄物処理?リサイクル、電力小売
本記事に掲載の製品はすべて試験研究用です。診斷目的にご利用いただくことはできません。
(Not for use in diagnostic procedures.)
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